IRAFはUNIX標準のアプリケーションではありません。従って、ある種の儀式 というか、契約を結ばないといけません。これをメイクアイラフといいます。 身も蓋もない名前ですね。(注意:メイクラブではありません。念のため。) 実際には、次のようにします。
まずは、適当なウインドウから
nursefan% xgterm & |
xgtermがインストールされており、パス (path)が通っていれば2、
新しいウインドウ(つまり端末あるいはターミナル)が開くはずです。
次に、
nursefan% mkiraf |
3 このように打ち込むと
-- creating a new uparm directory Terminal types: xgterm,xterm,gterm,vt640,vt100,etc. Enter terminal type: |
と、何かterminal(ターミナル。コマンドを入力する窓のこと。 ktermとかxtermなどいろいろある。ちなみにktermの ``k'' は ``漢字'' の ``k'' らしい。)を 決めろみたいなことを言われます。個人的な趣味ですが、私はxgtermを奨めます 4。 いろいろなトラブルのもとになるので、ktermはやめておきましょう。ここでは、xgtermを 選んだものとします。
Terminal types: xgterm,xterm,gterm,vt640,vt100,etc. Enter terminal type: xgterm A new LOGIN.CL file has been created in the current directory. You may wish to review and edit this file to change the defaults. |
どうやら儀式は終了したようです。その証はどこにあるのでしょうか。
ls で調べてみると、新しく ``login.cl'' なるファイルと ``uparm'' なる
ディレクトリが生成されているはずです。この二つが一体何なのかは、
もう少し時間が経ってから徐々に知って下さい。あせってはいけません。
すでにあなたはIRAFと契約をかわしてしまったのですから。
(補足) 儀式 mkiraf は、同じディレクトリから出発して IRAFを使い始め
る場合、最初の1回だけ行えば良く、毎回 mkiraf する必要はありません。