次に、これを一気にやってしまいましょう。そんなタスクを作ってしまえばいい のです。問題は、imstat のところです。こればかりは計算機にまかせられませ ん24。そこで、自動的に規格化し てもらいましょう。normalize を使います。normalize は恐いので、一応コピー もとっておきましょう。
さて、ファイルに一連の処理を書き連ねていきます。ファイル名は、例えば
reduction.cl なんてどうでしょう。
今あなたが何をしようとしているのかを書いて、コメントアウト(ひとり言。計
算機が無視してくれるように書き込んでおくこと)しておくとさらに良いでしょ
う。#
を行の頭に付ければコメントアウトできます。
files bias?.fits > bias.list files obj?.fits > obj.list files flat?.fits > flat.list files %obj%obj_b%?.fits > obj_b.fits files %flat%flat_b%?.fits > flat_b.fits files %obj%reduc%?.fits > reduc.list #リストの作成 imcombine @bias.list bias.fits combine=average #バイアスフレームをコンバイン imarith @obj.list - bias.fits @obj_b.list imarith @flat.list - bias.fits @flat_b.fits #バイアスを引く imcombine @flat_b.fits flat.fits combine=median #フラットをコンバイン imcopy flat.fits cflat.fits #予備のコピー normalize cflat.fits #cflat.fits の規格化 imarith @obj_b.list / cflat.fits @reduc.list |
これをタスクにしてしまいましょう。
cl> task $nursefan = reduction.cl |
完成です。じゃあ、タスク nursefan は実行できるか…というとこのままでは間 違いなく止まるでしょう。何故でしょうか? normalize がロードさ れていません。タスク nursefan を実行させる前にロードしておかなくてはなり ません25。
cl> noao artdata. digiphot. mtlocal. observatory surfphot. astrometry. focas. nobsolete. onedspec. twodspec. astutil. imred. nproto. rv. no> imred argus. ctioslit. generic. irred. kpnoslit. bias. dtoi. hydra. irs. specred. ccdred. echelle. iids. kpnocoude. vtel. im> generic. background darksub flatten normflat cosmicrays flat1d normalize ge> |
これでO.Kです。後は、nursefan を実行するだけです。きっと大きな感動が待っ ていることでしょう!