リストを作ります。例えば 1999年1月29日の観測データ 991029 というディレク トリの中身が次のようになっていたとします。
cl> ls obj0.fits obj4.fits obj8.fits bias2.fits flat0.fits obj1.fits obj5.fits obj9.fits bias3.fits flat1.fits obj2.fits obj6.fits bias0.fits bias4.fits flat2.fits obj3.fits obj7.fits bias1.fits bias5.fits flat3.fits |
cl> files obj?.fits obj0.fits obj1.fits obj2.fits obj3.fits obj4.fits obj5.fits obj6.fits obj7.fits obj8.fits obj9.fits |
cl> files obj?.fits > obj.list |
こうすることによって、さっき画面に出力されたリストの結果が obj.list とい うファイルに詰め込まれているはずです。こうしてリストができました。次は新 しく result.list というリストを作成してみましょう。新しく作るファイルの 名前を、result?.fits とします。そうすると、先ほど作ったobj.list の中に書 いてあるファイルの名前をちょっと書き換えるだけで済みますね。リストの中身 のファイル名を一部分だけ書き換えてみましょう。
cl> files %obj%result%?.fits > result.list |
この、%
ではさまれた部分は、 ``obj を result に書き直せ'' ということを意
味します。result.list を見てみると(!
については22ページ参照)、
cl> !more result.list result0.fits result1.fits result2.fits result3.fits result4.fits result5.fits result6.fits result7.fits result8.fits result9.fits |
ところで、リストについて軽く触れておきましょう。ここでいうリストとは、 ``1行に付き1つだけファイルの名前を書き記したもの'' です。それ以上でもそ れ以下でもありません。それだけです。他に何も書きません。実際にタスクを実 行する際は、リストに記したファイルがカレントディレクトリ (→ 9.1.1 ディ レクトリ)にあるか、相対パス(→ 9.1.2 パス)で指定しないといけません 12。例 えば隣の ``data'' というディレクトリの中の ``flat1.fits'' というファイル を指定したければ、
../data/flat1.fits |
とリストに書いて下さい。