CCDチップを構成するピクセルは、各々が必ずしも同じ感度をもっているとはか ぎりません。あるピクセルは100個の光子で20個の電子を吐き出すかもしれませ んし、他のピクセルは4個しか吐き出さないかもしれません。ではどうしましょ う? 理想的には、一定の強さの光をチップに均等に当てたものを撮像します。こ れをフラットフレームといいます。このフレーム19を、まずこのフレーム自身のカウントの平均値で割ってやります。そうす ることで、各々のピクセルのカウント値が ``1±ほんのちょっぴり''になります ね20。
このフレームでオブジェクトフレームを割ってやると、それぞれのピクセルごと の感度のムラをキャンセルできます。もう訳がわかりませんね。後で具体的にや りますから、わからない方も心配なさらずに 21。