next up previous contents index
次へ: epar 上へ: phelpとepar 戻る: phelpとepar   目次   索引

phelp

4章を終えたところで、プロンプトはda$>$となっているはずです。ここで、最初 のプロンプトcl$>$に戻りましょう。da$>$bye $\rightarrow$ di$>$ bye $\rightarrow$ no$>$bye (p.24参照)とします。すると、cl$>$に戻ります。 パラメータを変える…と一言で言っても、どんなパラメータがあるかすらわから ないですよね。 さらに、それが一体何をするパラメータなのかもわからないですよね。こんな時 に使うタスクにphelpというものがあります。当然引数をとり、ここでは ``知り たいタスクの名前'' を引数とします。 まあ、なによりやってみましょう。例えばphotなら次のようにします。

ap> phelp phot

すると、例によってえらいことが始まります。

PHOT (May00)              noao.digiphot.apphot              PHOT (May00)



NAME
    phot -- do aperture photometry on a list of stars
    
    
USAGE
    phot image
    
    
PARAMETERS
    
    image
        The list of images containing the objects to be measured.
    
    skyfile = ""
        The list of  text  files  containing  the  sky  values,  of  the
        measured  objects, one object per line with x, y, the sky value,
        sky sigma,  sky  skew,  number  of  sky  pixels  and  number  of
        rejected  sky  pixels in columns one to seven respectively.  The
        number of sky files must be zero, one, or equal  to  the  number
        of   input   images.  A  skyfile  value  is  only  requested  if 
        fitskypars.salgorithm   =   "file"   and   if   PHOT   is    run  
        non-interactively.
…

さて(適当に)読み解いてみましょう。最上段にある、

              noao.digiphot.apphot

は、左から ``noao.の中のdigiphot.の中のapphot.の中にある'' ということを示しています。こうして、 どのパッケージを開けば良いか調べられますね。この先は ``名前'' とか、 ``使い方'' とか書いてあります。問題は、

PARAMETERS

なんて書いてあるやつです。英語いっぱいです。どうしましょう?
これでは自分が必要なパラメータがわかんないじゃないですか。
実のところ、ここはあきらめて読むか、誰か熟練している人に尋ねるしかありません。 正直いって嫌になるくらい膨大なパラメータがある時もありますが頑張って下さい。 もちろんしばらくの間は、全部のパラメータを理解する必要はないでしょう。 ただなんとなく、 ``お、これは必要っぽいなあ'' ぐらいを感じられれば良いのでは ないでしょうか。パラメータの変え方は次の5.2でお話します。

さて、パラメータをどんどん眺めていくとこんなのが出て来ます。

DESCRIPTION
    
    PHOT computes accurate centers, sky values,  and  magnitudes  for  a
    list  of  objects in the IRAF image image whose coordinates are read
    from the text file coords or the image display  cursor,  and  writes
    the  computed x and y coordinates, sky values, and magnitudes to the
    text file output.
実際にはもっともっと続きます。もう私にとっては、単なる苦行でしかありません。 誰がこんなん読むのでしょう? ここにはこのタスクの目的や使われ 方、他のタスクとの関係などなどいろいろなことが書いてあります。言うまでも なく、タスクの結果を正しく理解するには、よく読むことが必要です。読めるな ら読んだ方がいいです。読めない人はいろいろやってみて、使い方を体で憶えて 下さい。



HAMABE Masaru 平成15年11月27日