IRAFを効率良く使うためには、IRAFの機能を有効に使える端末エミュレータと画 像ブラウザが必要です。
IRAF端末エミュレータとしては、xgtermが標準的だと思われますが、 xgtermはIRAFをインストールしただけではインストールされません。 xgtermはIRAF用の画像ブラウザximtoolと共に、X11IRAFという パッケージに収められています。
しかし残念ながら、これをinstallしても、Vine Linux 4.xでは、標準の xgtermは使えません。
これは、VineLinuxが3.xから4.xになったときに、kernelが2.4系から2.6系に変 更になり、それに伴って、デバイスファイルシステムがudevという新しい ものに変更され、その結果従来の仮想端末(pty)が使えなくなってしまったため のようです。
そのうちに、新しいX11IRAF V1.4も作られるとは思いますが、現時点でもっとも簡単 な解決法は、新しいデバイスファイルシステム用のパッチの当たったバイナリを 使うことです。