IRAFの初期設定コマンドmkirafを実行すると、login.clという 設定ファイルとuparmというディレクトリが作られますが、デフォールトで 作られるlogin.clはそのままでは若干不適当かも知れません。各IRAFユーザが 個々にlogin.clを設定すれば良いわけですが、login.clのテンプレート /iraf/iraf/unix/hlib/login.clを修正しておけば、以降mkirafを 実行したときに、それが反映されます。
具体的には、私の場合
( 8) set imdir = "U_IMDIR" (34) #set imtype = "imh" (35) #set imextn = "oif:imh fxf:fits,fit plf:pl qpf:qp stf:hhh,??h"とある(先頭の括弧の中は何行目かを示します)所を、
( 8) set imdir = "HDR$/" (34) set imtype = "fits" (35) set imextn = "oif:imh fxf:fits,fit,FIT plf:pl qpf:qp stf:hhh,??h"と変更しています。
8行目の変更は、IRAF形式のファイルを扱う場合、 デフォールトの設定では、画像本体(.pixファイル)が、インストール時に Default root image storage directoryとして設定したディレクトリに 格納されるところを、ヘッダファイル(.imhファイル)と同じディレクトリに 格納されるようにするものです。
また、34行目の変更は、IRAFが扱うデフォールトの画像形式をFITS形式と 設定します。
35行目では、SBIGのCCDカメラが拡張子がFITであるFITSファイルをつくるので、 それもFITSファイルであると認識するように設定しています。