インストールの手順については、他のプラットホーム用のIRAFについては、 上記の最後の2ファイル、``PC-IRAF Installation Guide'' (pciraf.ps.gz)と ``IRAF Site Manager's Guide'' (unixsmg.ps.gz)にかなり丁寧に説明されて います。一応は目を通しておいた方が良いと思います。
この文書は、上記の文書を読まなくても何とかインストールできるように 書いているつもりです。
具体的な手順については以下のようにすると良いでしょう (実際には、 ファイルの圧縮を解いて然るべき場所に置き、環境設定をするだけです)。
作業は、Cygwin環境で行います。PoderosaでCygwinを起動してから作業を行うの が良いと思います。また、以下ではCygwinがインストールされているフォルダに は十分な余裕があることを仮定し、中のディレクトリ構造はIRAFで標準的なもの を用いることにします。
具体的には、以下の手順に従えば良いはずです(以下で$
は
プロンプトを表します)
$ mkdir -p /iraf/iraf $ cd /iraf/iraf $ tar xvfz /tmp/as.pcix.gen.gz $ mkdir -p /iraf/irafbin/bin.cygwin $ cd /iraf/irafbin/bin.cygwin $ tar xvfz /tmp/ib.cygw.x86.gz $ mkdir -p /iraf/irafbin/noao.bin.cygwin $ cd /iraf/irafbin/noao.bin.cygwin $ tar xvfz /tmp/nb.cygw.x86.gz
$ cd /iraf/iraf/unix/hlib $ ./install途中で何回か応答を求められますが、基本的には最初の3つに答えれば良いはず です。つまり、
New iraf root directory (/iraf/iraf): Default root image storage directory (/iraf/imdirs): Local unix commands directory (/usr/local/bin):これらは、それぞれIRAFを展開したディレクトリ、 画像ファイル用のディレクトリ 1、 実行ファイルを置くディレクトリを訊かれているのですが、今の場合は 単にリターンキーを叩いて、括弧の中の通りに答えれば良いはずです。 また、そのあとの質問にもリターンキーを叩いていって問題ないはずです。
LinuxやSolarisの場合に比べて、若干手順を省いていますが、以上のようで特に 問題ないと思われます。