次へ: IRAFのインストール
上へ: Cygwinのインストール
戻る: インストールを試したPCの構成
目次
前に試したときは、Windows Vistaの場合にはWindows XPの場合に比べて余分
な手順が必要だったのですが、今回試した限りでは不要でした。
おそらくXPの場合も同様な手順でOKであると思います。
Cygwin版のIRAFはX Window上での使用を想定しているので、Cygwinを最小限の構
成でインストールしただけでは不十分です。
具体的にはデフォールトで選択されているパッケージの他に、以下に示すパッケー
ジも選択してインストールしてください。(なお括弧内はそのパッケージの含ま
れるカテゴリを示します)。
- diffutils (Utils)
- IRAFのインストールスクリプトの実行に必要 (diff
コマンド)。
- tcsh (Shells)
- インストールスクリプトがCSHで書かれているので、
互換のTCSHが必要になります。
- ncurses (Utils)
- インストールスクリプトの実行に必要 (tputコマンド)。
- xinit (X11)
- IRAFをX Window Systemで使用するのに必要。
- libncurses7 (Libs)
- xgtermの実行に必要。
最低限以上のパッケージを追加選択してCygwinをインストールすれば、他の必要
なパッケージも自動的にインストールされるはずです。
さらに、以下のものも追加選択しインストールしておくと便利です。
- vim (Editors)
- 改良型viエディタ (login.clの修正に使う)。
- nedit (Editors, X11)
- Word等と操作感の近いテキストエディタ。
- emacs (Editors, Interpreters)
- 高機能テキストエディタ。
- openssh (Net)
- 他のUNIX系PC、WSとの通信用ソフト。
HAMABE Masaru
平成21年3月27日