基本的にファイルは他人からも見られるし、誰かのファイルも見ることが出来ます。 しかしモードを変えることによって、ある程度は自由に変更することができます。 (何を言っているかわからないとは思いますが、大目に見て下さい。)実際にやってみます。 まずは、ls -lF をやってモードを調べます。
nursefan% ls -lF -rw-rw-rw- 1 nuresefan students 54778 Feb 20 18:26 hidebu drwxr-xr-x 2 nuresefan students 512 Feb 19 02:53 awabyu/ |
これは、hidebuなるファイルとawabyuなるディレクトリについての情報です。Fもついているので、 awabyu に/が付いています。
ここで左に注目してみると、-rw-rw-rw- と、何かの暗号のような項目が10項目 あります。詳しくは私も知りませんが、いちばん左の - にdとあればディレクト リ、- ならファイルです。
ところでユーザーはファイルに対して ``読む'' ``書く'' ``実行する'' の、 3種類の働きかけを行うことが出来ます。
しかしユーザーにも種類があって、``ファイルの作成者(つまりあなた自身)'' ``同じグループの人'' ``赤の他人'' がいます。
残った9項目は、左から3項目がファイルの作成者、中の3項目は同じグループの 人、最後の3項目は赤の他人がそれぞれ ``読む'' ``書く''``実行する'' を 行えるかどうかを示しています。 各々の3項目は ``読む'' ``書く'' ``実 行する'' が対応します。つまり、読めるなら ``r'' を、書けるなら ``w'' を、実行できるなら ``x'' を、禁止ならば ``-'' を記します。
一般的には、 ``他人にファイルを見せてもいいけど、書き換えられたり実行さ れるのは困る'' というモードを選びます。次のようにして下さい。
nursefan% chmod 644 hidebu nursefan% ls -l -rw-r--r-- 1 nuresefan students 54778 Feb 20 18:26 hidebu drwxr-xr-x 2 nuresefan students 512 Feb 19 02:53 awabyu/ |
ここで644という数字は、最初のうちはそういうものだと思って下さい。同じこ とをディレクトリに対して施す時は、755とします 30。