GFortranによるPGPLOTのインストール

Vine Linux 3.1に、 GFortranをインストールし、 さらにこれを使ってPGPLOTを使えるようにした。
以下は、その不完全なメモ

準備

 XOrg-develのインストール
Vine Linux3.1には、デフォールトではXのincludeファイルがインストールされないので、 これをインストールする。具体的には、rootになって、
        # apt-get install  XOrg-devel
とする。
 GFortranのインストール
これは、ここに書いたとおりだが、 その最後にPATHの設定LD_LIBRARY_PATHの設定を忘れないようにする。

(注)
 gfortranとg95の初期の版では、PGPLOTをコンパイルすることが できても、実行時にエラーになることがあった。このような場合には、gfortranのバージョンを替えてみるとよいかもしれない。

PGPLOTのインストール

以下では、/soft/PLOTというディレクトリに、PGPLOTのソースファイルpgplot522.tar.gzが置いてあり、 PGPLOTをそこにインストールするものと想定する。

以下の手順で、作業を行ったらうまくいった。

  1. PGPLOTのソースを展開する
    私の場合は以下のようにしている。
          % cd /soft/PLOT
          % tar xvfz pgplot522.tar.gz
          % mv pgplot  pgplot522
          % mkdir pgplot
    
  2. drivers.listの準備
    私の場合は、
         % cd pgplot
         % cp  ../pgplot522/drivers.list .
         % vi  drivers.list
    
    として、PS、VPS、CPS、VCPS、XWINDOW、XSERVEのドライバを指定する行の 先頭の注釈記号(つまり!)を外した。

    (注)
     GIFのドライバの行を生かすと、そのままでは 後にエラーになってコンパイルが正常終了しない。これについての対処法については まだ未検討。

  3. gfortran用makefile生成のための準備
    以下のようにして、gfortran_gcc.confファイルを作成する。
         % cd /soft/PLOT/pgplot522/sys_linux
         % cp g77_gcc.conf  gfortran_gcc.conf
         % vi gfortran_gcc.conf
    
    修正は、FCOMPL="g77" という行を FCOMPL="gfortran" にするだけでよい。
  4. makefileを生成する。
        % cd /soft/PLOT/pgplot
        % /soft/PLOT/pgplot522/makemake /soft/PLOT/pgplot522 linux gfortran_gcc
    
  5. コンパイルする
        % cd /soft/PLOT/pgplot
        % make
        % make cpg
    
  6. 適宜、残りの設定をする。
    私の場合、rootになって、
        # cd /usr/local
        # ln -s /soft/PLOT/pgplot  .
        # cd /usr/local/bin
        # ln -s /usr/local/pgplot/pgxwin_server  .
        # cd /usr/local/lib
        # ln -s /usr/local/pgplot/lib* .
        # cd /usr/local/include
        # ln -s /usr/local/pgplot/*.h  .
    
    などとしている。