next up previous
次へ: PROFSパッケージ 上へ: mainパッケージ 戻る: [SMOOTH]

[UNITMAG]

銀河の画像( sky-ubtracted )の絶対較正を行い等級のゼロ点を決める

使用法
unitmag image xc yc color

パラメータ
使用するパラメータは以下の通り
image =(ファイル名)
 
背景光の補正をした後の銀河の画像のファイル名

xc = 0.0
 
銀河中心のx座標(ピクセル単位)

yc = 0.0
 
銀河中心のy座標(ピクセル単位)

color = "b" または "u" または "v"
 
Longo et al. のカタログを使う場合、そのカラーバンドを指定します。

catalog = yes
 
Longo et al. の$ U$ , $ B$ , $ V$ バンドの光電測光データのカタログを使う 場合は "yes" にします。 "no" にした場合、代わりのファイル名を求められるか、又はデータ のマニュアル入力が必要になります。

range = no
 
ある範囲のデータを使いたくないときには、"yes" とします。使用 しない aperture の範囲をきいてきます。

scale = yes
 
"yes" にした場合、display に成長曲線を表示する際に、縦横軸の 範囲を自動的に決めます。

device = "xserv" または "tek", "xwin", "inq" のいずれか
 
グラフィックの出力デバイス

hardcopy = no
 
成長曲線の hard copy を取りたいときは yes にします。

hdev = "ps" または "lips"
 
ハードコピーデータの出力形式。"ps" は Postscript(これが標準 です)、"lips" は Laser beam printer Image Processing System です。

hfile = "unitmag.ps" または(ファイル名)
 
ハードコピーが保存されるファイルの名前

id = yes
 
ハードコピーにIDを表示する場合は "yes" にします。

説明
 
銀河の画像で中心からの半径を増して輝度を積分していくことによってできる 成長曲線と、複数の大きさのダイアフラ厶で光電測光をしたデータとを比較す ることにより、画像の等級尺度のゼロ点を決定します。

光電測光データのカタログとしては、Longo et al. の UBV-magnitudes のカ タログを用いることを標準とします。Longo et al. を持っていないときは、 spiral$Catalog にあるサンプルを参考にして同じ名前のデータベースを作る こともできます。

成長曲線とカタログデータの比較の様子は display 上のグラフで確認でき、 不敵等なデータを削除したりすることもできます。

求められる値は、画像中でピクセル値 1.0 に対応する等級です。

計算結果は、unitmag.prn というファイルにも出力されます。

 
Longo et al. のカタログを用いて NGC3379 の$ B$ バンドの画像(ファイル名 n3379.b)の絶対較正を行います。銀河中心の座標は xc=271, yc=270 である とします。
   sp> unitmag n3379.b xc=271 yc=270 color="b"
sp> unitmag とだけ入力し、画面の案内に従ってデータを入力しても同様の結果 が得られます。

既知のバグあるいは制限
 
interactive 処理が適切と思われますので、画像は1つずつ処理するものとします。

参照あるいは比較すべきプログラム
 
なし


next up previous
次へ: PROFSパッケージ 上へ: mainパッケージ 戻る: [SMOOTH]
平成20年2月21日