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login.clの設定

IRAFの初期設定コマンドmkirafを実行すると、login.clという 設定ファイルとuparmというディレクトリが作られますが、デフォールトで 作られるlogin.clはそのままでは若干不適当かも知れません。各IRAFユーザが 個々にlogin.clを設定すれば良いわけですが、login.clのテンプレート /iraf/iraf/unix/hlib/login.clを修正しておけば、以降mkirafを 実行したときに、それが反映されます。

具体的には、私の場合

    ( 8)  set     imdir           = "U_IMDIR"
    (31)  #set    imtype          = "imh"
    (32)  #set    imextn          = "oif:imh fxf:fits,fit plf:pl qpf:qp stf:hhh,??h"
とある(先頭の括弧の中は何行目かを示します)所を、
    ( 8)  set     imdir           = "HDR$/"
    (31)  set     imtype          = "fits"
    (32)  set     imextn          = "oif:imh fxf:fits,fit,FIT plf:pl qpf:qp stf:hhh,??h"
と変更しています。

8行目の変更は、IRAF形式のファイルを扱う場合、 デフォールトの設定では、画像本体(.pixファイル)が、インストール時に Default root image storage directoryとして設定したディレクトリに 格納されるところを、ヘッダファイル(.imhファイル)と同じディレクトリに 格納されるようにするものです。

また、31行目の変更は、IRAFが扱うデフォールトの画像形式をFITS形式と 設定します。

32行目では、SBIGのCCDカメラが拡張子がFITであるFITSファイルをつくるので、 それもFITSファイルであると認識するように設定しています。



HAMABE Masaru 平成20年6月4日